HPに詩を載せるようになって、約2年が過ぎた秋。
掲示板やメールで、感想を寄せていただけるのが嬉しくて。
もちろん、自分が好きで、自分のために書いているのですが
たったひとりでも なにかを感じてくれたなら…なんて
ささやかながら思ったりもし始めました。
何回か「美咲さんは詩集は出してないのですか?」と
お問い合わせをいただいたことがありました。
「いえいえ そんな詩集なんてありませんよー。
HPで読んでくださいね」とお返事していたんですが、
ある日、そんな簡単に作れるのかなぁと
ちょっと調べてみようと思ってしまったんです。
幼い頃からの夢が、本を出すことだったわけでもなく
今でも趣味だと言い切る自分が、どこまで出来るのかなと
また、客観的に見てあたしの詩ってどうなの?っとも思ったり
ネットで見つけた某出版社に原稿を送ってみようと思ったのが
すべての始まりでした。
2004年11月
悪戯な冒険心で始まった、詩集制作への第一歩です
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まず最初に、ネットに広告を出している某大手出版社のHPにアクセス。
原稿募集・出版相談となんでもご相談くださいとあったので
とりあえず「
詩集の出版を考えているのだけれど」という趣旨のメール。
実際は、その時点で真剣に考えていたわけではなくて
どうせ返事なんてすぐ来ないだろうし…くらいの軽い気持ちで。
数日後、出版社から電話がありました。
お問い合わせありがとうございます。
ぜひ、作品を見せていただきたいので原稿を送っていただけますか?とのこと。
さて・・・ 困った。
書いた詩の数は 自分でも驚くほど多かったけれど
まとまりもなければ一貫した流れがあるわけでもありません。
しばし悩んだ末、詩集2シリーズとその時点で最新作だった
お題詩1シリーズを中心に原稿という形でプリントアウトして
郵送することにしました。
数日後、出版社から郵便物が届きました。
出版にあたって
刊行審査委員会において検討していただいたようで、A4約2枚にわたる丁寧なコメントがもらえました。
自分の詩を客観的にみてもらう機会などあまりないので
これだけでもよかったと思って満足していたような気がします。
思ってもいない感想があったり、読み手の気持ちを推測してくれたり、真剣に読んでくれたんだなと思うと、素直に嬉しかったのを覚えています。
結論としては
「全国レベルには十分達している。すでにインターネットにて
発表されている作品群だが、書籍としてまとまった形で
後世に残すことも考慮に入れていただきたい。
弊社の新刊として全国流通させてみたい。」とのことでした。
ただし、詩集の出版はコスト回収の難しさから
<協力出版>の形でという提案です。
さてさて、なんだか話の展開が大変なことになってきました。
当たり前だけど費用がかかるんですよね。
そもそも協力出版とは・・・ということで、
いろいろと調べ始めました。
いつもそう。性格と言えばそれまでですが
考えた末の行動ではなく、先に動いてしまう。計画性ゼロ。
歩き出してから忘れ物を取りに引き返す感じで、お勉強です(笑)
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真剣に出版を考えるようになってから、ネットを中心に
いくつかの出版形態について調べてみました。
【企画出版】--- 出版にかかる費用のすべてを版元が負担する
【協力出版】---(出版社によっては 共同出版)
著者と版元が費用を負担しあうことで全国出版を実現する
【自費出版】--- 著者がすべて費用を負担する
そして、本にした場合、書店流通あり・なし
ありの場合は、注文のみ or 委託配本?
何日かいろいろな出版社のHPをうろうろして
まったくわからなかった世界が少しだけ見えてきました。
前にも言ったように、詩集というジャンルでは
コンテストで優勝でもしないと企画出版の道は難しいようで、
となると、協力出版か、自費出版か。
今回、この某出版社で、提案どおりに協力出版をした場合
出版社側から編集・販売などに携わる、
いわゆる担当者という方が専属で3名つくとのこと。
全国提携書店のうち300店舗に本が並ぶということ
(一ヶ月を目処に)
新聞広告に乗る、PR・販売促進のサポート・・・などの
利点があります。
ただし、費用はその分高くなるのです。
本の制作費用のほかに、書店流通や宣伝に係わる費用が必要なわけで、負担しあうのだから半額になるかといったら、それもまた違う話で。
初版1000部作って、全国出版して、売れなかったらどうするんだろう・・・なんて考えていたら、出版社側が「こんな形になります」と見本として送ってくれた詩集を見て、在庫が余ったら、こんなふうに知らないところに送られるのかなと、ちょっと寂しくなってしまったり。
なによりも出版社の提示してきた
見積もり金額が、
私にとっては問題外で、そこまでしなくても・・・と
思ってしまったのでした。
(出版社によって、また内容、ページ数などによっても違いはありますが
今回の提案では、初版1000部発行、80ページ四六版4色フルカラーで
約150万円ほどでした。)
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いろいろ考えているうちに、
私はなにがしたかったのか?という
疑問に突き当たりました。
作家になりたいとか、印税で生活したいとか
甘い夢を追いかけているわけではなく、ただ、本という形で
残しておこうと思っただけだったと原点に帰ってみたのです。
また、自分のなかではあくまでも
趣味の一環であること、
趣味に使うお金としてどれくらいまでが妥当なのかということを
落ち着いて考える時間が持てました。
その間、家族や親しい友人に相談
(といっても 答えは求めてませんが・・笑)
したところ、不思議と反対する人がほとんどいませんでした。
「やりたいことは やればいい」
そんな風に見守ってくれている人たちの中で、少しずつ真剣に
本にしたいという思いが強くなっていったのです。
そんな中、自分にとって協力出版の形は必要ないと判断したので
度重なる営業の方の電話にも、心揺れることもなく
某出版社には、はっきりとお断りさせていただきました。
私は、協力出版の形態を否定しているわけではありません。
本を出したい、書店に並び新聞広告に載った自分の名前を見たい
そして、ゆくゆくは作家になりたい、書くことで生活していきたいと夢を追いかける人は少なくないはずで、余裕があって納得して、
自己投資のつもりで費用負担するのであれば、それはそれで良いと思います。
そこから新たなる飛躍が待っている可能性もゼロではありませんから。
また、今回お断りしてしまいましたが、 某出版社のY様はじめ
携わっていただいた方々には、心より感謝しております。
悪戯心だけで飛び込んだ私が、結果的にちょっと真剣に
考えてみようかなと思うきっかけになりました。
残念ながら最後までお世話になることはできませんでしたが、
ありがとうございました。
そして、思い立ったら!の勢いがなくならないうちにと
私は、
リーズナブルで安心して本を作れる場所を探しに
またまた、ネット検索の旅に出たのでした。
そう簡単に諦めてちゃ女がすたる(笑)
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本という形に編集・印刷して、身内中心に記念に残すのか
図書コード(ISBNコード)を取得して書店流通をするのか
また、いくつかの書店に配本して営業を行うのか
それによってかかる費用は大きく変わってきます。
自分が何を求めて、どこまで費用を出せるのか考えた上で
いくつかの出版社をあたってみようと問い合わせメールを送ってみました。
すぐに原稿を送ってくださいと連絡があった会社もあって
ただ、もう印刷とか面倒だったので(苦笑)
テキストファイル、ワードファイルでメール添付OKというところを優先的に数社見積もりだけ依頼しました。
(ほとんどの場合 見積もりは無料です)
費用もほんとにピンキリで、私が当初見たところでは
(96頁 300部基準で)
40〜100万円くらいが多かったように覚えています。
そんななかでコストが安くて、対応の丁寧な会社があって、
そこは、
オンデマンド印刷(版を組まず データからダイレクトに印刷)なので、1冊からでも本にできると言われました。
費用は、最初に
書籍登録料(6万円以下)がかかり、あとは
書籍代X書籍数。 印税が10%なので 実際には1割引。
(仮に1冊1000円で100部作ったら 約 6万+(900x100)=15万円)
ただ、書店におくことは難しいので、ネット販売中心になるとのこと。
原稿審査が通過して、ISBNコードも取得できることになって
こちらにお願いしようかなぁ・・・と思いつつ、
ネット散策していると、ふと目に止まった文字が。
<インディーズ魂>
ん? なになに?
その一瞬から、また新たな展開が始まったのでした。
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インディーズ魂という言葉に、思わず足を止めてしまった出版社のHP。
★当社はインディ−ズ出版に最適の出版社です★と書かれていて
内容を読んでみると 心惹かれるものがありました。
問い合わせ・見積もりメールフォームがあったので、
よし!と、早速、内容、予算的なものを記入して送信、
別途原稿を送ってみることに。
すると約1時間後に「
見積もりを出しますのでお待ちください」と代表の方からご丁寧なメール。
なんと驚くほどすばやい対応!
そして翌日の午前中、早くも
見積もりが届きました。
今までいろいろ調べてきたものと比べて、
格安で
(オンデマンド出版は別として)
ISBNコード付、
JANコードも付けることが可能
(JANコードは、通常の書店におく場合には必要になります)
その他、ネット販売や国会図書館・日本書籍総目録登録
全国図書館への営業などが無料サービスでつくし、
印税10%還元、著者購入は定価の半額とかなりの好条件。
その後、なにもわからない私が、次から次へと質問のメールを送ると、いつも その日のうちに回答してくれました。
そうこうしているうちに、
信頼感のようなものが沸いてきて
こちらにお願いしたら、きっと後悔とかしないんじゃないかなと
思えるようになっていました。
そして、此処から少しずつ、
マーヴェリック出版さんとの
出版に向けての作業が始まっていったのでした。
2004年12月初旬の出来事です。
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テキストファイルで送っていた原稿は、ただ適当に詩を集めただけのラフなものでした。
出版社のほうで無料でワードにしていただけるとのことでしたが
詩の数や順序を含めて、見直したいところがたくさんあるので
自分でやってみることにしました。
本にするためには
16頁の倍数でなくてはならないということも
このとき 初めて知った私(苦笑)
とりあえず
96ページを目安に詩の選定と修正をするものの
なにしろ書いているときは何も考えずに書いているので
詩の長さもまちまちで、1詩1頁が理想だけど、
どうしても2頁にわたってしまうものもあり、
それを見開きの頁にしなくちゃとか
考えながら作業をしていきました。
結局いくつかの詩を削除したりしたものの、96頁には収まらず
本文以外に目次など入れるとするとかなり無理があります。
出版社のほうに相談すると、とりあえず
デザイナーさんが組本してくださるとのことなので
仮原稿を送付しました。
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デザイナーさんに、縦組みと横組みで
組み見本を作成していただいたら、縦だと96頁にはなんとか収まるものの、詩と詩の区切りが曖昧になってしまうところがありました。
横だと1詩1頁、長いものは見開きで見やすいのですが、
112頁に増えてしまうということで、費用の見積もりを
再度お願いした結果、それほど変わらずにできそうなので
112頁で横組みにすることに決めました。
そもそも、HPでも横書きで見ていたせいか慣れもあって
自分的にも横組みのほうが自然だと思えたので。
此処までの作業をしていただいて、
正式契約をしていないことに気づき、
2004年12月17日 メールにて正式に出版を依頼しました。
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仮原稿を送付した2日後、早くも
仮校正が届きました。
表紙や各章の前のページに使う
写真はいつもHPでお世話になっている、
:::AnytimeWoman:::[PhotoMaterial]さんの写真を使わせていただけることになりました。
A/Wさんに、
表紙1枚・扉5枚に使うオリジナル写真をお借りして、出版社のデザイナーさんに加工していただきました。
ありがとうございました m(_ _)m
年が明けても、のんびりと構えていたら、仮校正を頂いてから
ちょうど1ヶ月が過ぎた頃、出版社さんから「その後どうですか?」とメールを頂いてしまいました(汗
組版・印刷とも、お待たせしていたようで(滝汗
ちょうど年末年始でバタバタと忙しく、時間がとれず…
とはいえ、いろいろとご迷惑ばかりかけて、ごめんなさいっ!(反省)
結局、仮校正を受け取ったのが12月19日
私がチェックして送ったのが1月31日(遅!!
しかも、費用の
入金すらしてなかったと気づき、慌てて銀行へ。
そして、私が動き出したことで、その後一気に進んでいったのでした(笑)
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本文は、選択・修正をしつつも、既存の詩を使ったので
それほど悩まなかったんですけれど、肝心の本のタイトルは
いろいろ考えました。
そもそもタイトルづけの苦手な私(苦笑)
詩の内容も、女性詩・男性詩ともにあるし、内容も様々なので
ひとことで表すには何がふさわしいのだろうかと。
親しい友人、出版社の方にも、アドバイスいただきながら
最後はやはり、自分で決めました。
『恋愛詩集With…』
”With” 〜一緒にいてくれた、同じ時間を過ごしてくれた
すべての人に感謝をこめて…という意味でつけました。
私の思い出のなかの人はもちろん、HPを訪れてくれた方
詩を置いていってくれたり、美咲の詩が好きだと言ってくれた方
皆さんがいなかったら、このように言葉を残すこともなかったでしょう。
本当にありがとうございます。
その後、お借りした写真にロゴを組んだ
表紙見本をいただき
多少修正をして、
表紙が決まりました。
巻末に入れるプロフィールや、帯の色、帯文などを考えて、
出版社さんと相談しつつ、
定価も1000円(消費税込み1050円)と決まりました。
あと少しで完成です。
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2005.2.5
出版社さんのほうで
新刊案内を始めているとの連絡をいただきました。
日本書籍総目録・アマゾンドットコム・国立国会図書館などに
提供していただいてるとのことです。
2005.2.7
最終校正を終えて、原稿を送付しました。
最後の最後で、私側で誤字があったり
行間・文字間をあけてもらったり
言い回しを直したり、10箇所ほど修正です。
(ごめんなさいっ!)
ご迷惑おかけしましたが、
藤沢写植さま、迅速&丁寧な対応、
ありがとうございました。
2005.2.8
修正していただいた
最終本文が届き、チェックして、
OKの連絡を入れ、ついに
印刷製本にまわることになりました。
ここまで、入金から約1週間。
メールとFAXのやりとりで、どんどん進んでいきました。
今後、もしまた出版するとしたら(まったく未定ですが…笑)
原稿の段階で、もう少し形を整えておこうと思いました。
初めてのこととはいえ、私が待たせすぎ、間違い多すぎでしたね。
深く反省しております。
懲りずにお付き合いいただいて、ありがとうございました。
星野美咲著 『恋愛詩集With…』
ひとりでは決して作りえなかった、大切な宝物
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2005.2.18
完成した詩集の一部が、宅急便で自宅に届きました。
実際に手にしてみたら、やはり、正直嬉しかったです。
本の重みっていうのでしょうか。
活字になった自分の言の葉たちを、じっと見てしまいました。
その後、詩集になった言葉たちが広がりを見せています。
出版社さんが
東京文献センターさんと提携契約を結び
新ISBNコードを取得【 ISBN4-925187-55-4 】
大手ネット書店も全て取り扱い可能になり
大手取次会社、ト−ハン・日販などと取引可能になったため
書店から注文ができる体制を整えていただきました。
注文・販売方法については、メニューのSALEをご覧くださるか、直接、美咲までメールいただければ、ご案内させていただきます。
完売致しました。ありがとうございました。

発行:マーヴェリック出版
発売:東京文献センター
2005年3月1日発売
定価 1050円 (本体1000円+税50円) | |
『恋愛詩集 With...』
著者 星野美咲
〜優しくなれた 強くなれた
あなたが 君が 隣にいたから
出逢えた奇跡に 心から ありがとう〜
あなたと私の恋物語---24詩
僕が愛した君へ------17詩
君の記憶-----------12詩
LAST LOVE LETTER--10詩
言葉のぬくもり-------7詩
( 全 70詩収録 ) |
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ほんの一部ですが 立ち読みページを作りました。
もしよろしかったら 覗いて行ってください^^
*詩集立ち読みページ
文章のみ転載。書体などは異なります。
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