■■■最後だから■■■

唇の端で冷たく微笑む

視線を上げることもなく
頬杖ついたままの君は
ちいさくため息をつく

また今度会えるのなら
店を出る勇気があるけれど
今日で終わりって知ってるから
僕は席を立てずにいる

もう少し 君を見ていたい
冷たく微笑む君でも
僕を見てくれない君でも
こんなに近くにいるのだから

少しだけ夢を見させて

せめて このグラスの氷が
すべて溶けてしまうまで

せめて この最後の煙草が
燃え尽きてしまうまで

もう少し 君を見つめさせて

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