■■■消えないよ■■■

失ったものと
手に入れたものと
いったい
どっちが多かったんだろう
二人の時間を紡ぐために
お互い何かを犠牲にしてきた
僕たちは
それでも一緒にいたかった

砂浜に寝そべって
同じ空と海を見たね
指の間から零れ落ちる砂のように
僕らの時間は流れていった

「家に帰りたくないの」
そんな君のひと言で
僕らは旅に出たんだ
わずかなバイト代 握り締めて
やがて引き離される
現実に怯えながら
僕らは永遠を誓ったんだ

「永遠が見える楽園に
連れてって欲しかった」
それが君の最後の言葉

僕に対する精一杯の強がりで
泣き虫の君が笑顔で言った

嘘つきと泣きじゃくり
僕を怒ってくれたなら
アナタなんか嫌いよと
僕に愛想をつかしたら
どんなにか どんなにか
ラクだったのに

「アナタのことは今でも好きよ」
君はほんとに 罪な人だね
僕のなかで
君への気持ちが消えないよ
何年経っても
君の笑顔が消えないよ
涙を隠した
切ない笑顔が消えないよ

消せないよ
消えないよ

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