【Poem Story】 Love Recollection

「vol.15 電話」〜第二章 二人の時間より〜

「帰ったら電話して」

どこまでも子供扱い
心配性のあなたのために
公衆電話に手を伸ばす

手渡された走り書き
見慣れぬあなたの文字
ときめく胸 震える指

数秒のコール音
優しいあなたの声
受話器 耳に押し当てて
佇むあたしを月が照らす

「おやすみ」
「おやすみなさい」

あなたの笑顔が見えた気がした

隣で眠るよりも深い愛で
包まれている気がした

まだ幼かったあたしたち
言葉だけで繋がっていられたね
あの時は…
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