●●●【Poem Story】 Love Recollection
■「vol.26 封筒」〜第五章 秘密の逢瀬より〜
一通の白い封筒
差出人の名前はない
だけど 宛先のあたしの名前
その文字には見覚えがあった
襲い来る胸騒ぎ
かすかな期待
心乱れ 部屋に急ぐ
封筒の中の一枚のメモには
一行だけのあなたの文字
「待ってる」
手の中の封筒に残る厚みは
あなたからの贈り物
切符くらい 自分で買えたのに
憎まれ口たたく余裕もなくて
ただ嬉しくて 泣いていた
白い封筒 胸に抱きしめ
あなたを想って泣いていた
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